八戸市議会 2023-03-20 令和 5年 3月 定例会-03月20日-06号
まして、ハサップ対応のA棟の目標値達成は、2回目の改善計画でも、1年目も、2年目も程遠い結果が出ております。令和5年度は3年目の計画最後の年。しかし、達成の見込みの確率は限りなくゼロに近く、かつ東京電力福島第一原発でたまり続ける放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出は、海産物輸出に打撃をもたらす懸念があります。実現不可能な計画に向けるだけの財源的な余裕もないはずであります。
まして、ハサップ対応のA棟の目標値達成は、2回目の改善計画でも、1年目も、2年目も程遠い結果が出ております。令和5年度は3年目の計画最後の年。しかし、達成の見込みの確率は限りなくゼロに近く、かつ東京電力福島第一原発でたまり続ける放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出は、海産物輸出に打撃をもたらす懸念があります。実現不可能な計画に向けるだけの財源的な余裕もないはずであります。
その後、東日本大震災による甚大な被害を受けながらも、懸命な復旧作業により、2012年9月にはハサップ対応型荷さばき所A棟修復工事が完了し、供用開始となりました。
◆山名 委員 そもそもA棟の施設はハサップ対応の施設なわけですので、漁業者の乗組員にとって体が楽だとかそういう問題じゃない、目的が違うわけですよね。
特にA棟のことですが、ハサップ対応のA棟で扱われたサバは高値で取引されると、期待を持った関係者も多くおりました。しかし、船主からは使いにくさ、A棟でなくても市場価格に問題はないなどの理由で利用は低迷を続け、市では今年度から3年間の改善計画を策定し、年3万1200トンの目標を、イワシも扱うこととし2万1000トンに下げました。
荷さばき所A棟は、EUハサップ対応施設として建設費約22億円を投じて着工しましたが、A棟のサバの水揚げ数量は八戸港全体の数%でしかなく、取引価格も極端に低い状況となっています。稼働開始から2019年度までの累積歳出は約4億7800万円の一方で、歳入は僅か450万円と、累積赤字は8年間で4億7350万円に上ります。
次に、ハサップ対応型魚市場A棟について伺います。 計画当初、今は亡き水産業界の重鎮で、元市議会議長を務められました谷地先次郎さんも、なぜハサップ市場なのかと異を唱えておりましたが、浜の再生へ鳴り物入りで整備されたA棟もはや9年が経過し、構想と現状を見るにつけ、残念に思えてなりません。
懸命な復旧作業により、翌年9月にはハサップ対応型荷さばき所A棟修復工事が完了し、供用開始となりましたが、甚大な被害からの復旧と、さらに未来に向けて一層の発展を果たすために、第5次八戸市総合計画後期推進計画及び八戸市復興計画を踏まえ、復興の理念と将来像を示し、水産業界全体が共有して取り組むべき指針として水産業復興ビジョンを策定し、取り組んできたものと認識しております。
今回の予算特別委員会において慎重に審議してまいりましたが、委員会で我が会派の委員が申し上げた意見要望の中でも、一般会計第6款農林水産業費の地方卸売市場八戸市魚市場特別会計に対する繰出金及び議案第6号令和2年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計予算につきまして、これまでもハサップ対応型魚市場A棟は、計画当初より課題も多く、整備のあり方、費用対効果などについて各場面を通じて疑問を呈してまいりました。
そもそも、魚価が低いものをA棟でハサップ対応で処理して、そして、付加価値を高めて消費者に届けるということにはどれほど意味があるのか、本当に付加価値を高めることができるのかということが疑問なのですけれども、そこはどのようにお考えでしょうか。
次に、魚市場の今後の見通し及び第三魚市場ハサップ対応型荷さばき施設についてお答え申し上げます。 改善計画期間の取り組みの状況、実績についてですが、国の承認を得て平成29年度から3年間、計画達成に向け取り組みを進めてきたところであります。
八戸市魚市場荷さばき所A棟のハサップ対応設備も含め、建設に当たっては当然賛否はあるものの、議会として議決をして事業が進んできている経緯にあります。そうしたことからも、施設の有効性や維持経費についても、議会として相応の責任があるものと思いますし、運用状況も含めて、今後どうしていくべきかについて、市長と議会が議論して決定していく必要があると考えます。
最後に、ハサップ対応型荷さばき施設A棟について伺います。 ハサップ対応型魚市場については、計画段階よりそのような施設が必要とされる方向性は期待されるものの、当時、私は100%国の直轄事業として建設、維持管理まで行われるべきであると反対意見を述べてまいりました。
2007年10月、経済協議会の中で、EUへの生産物の輸出が可能な日本初のハサップ対応型市場の新設を考えています、当施設では、改革型まき網船以外にも、将来的には改革型サンマ棒受け網船の需要も考えていますという答弁が出ました。サバに特化しているということになっていましたけれども、果たして、当初しゃべっていたサンマの受け入れについて検討がなされてきたのかどうか。
日本初の取り組みであるハサップ対応型荷さばき施設を取り入れる勇気と覚悟、時が来たら大きな結果を出すことができると信じて、相当な批判を受けながらも時間をかけて育てていこうとしている小林市長が、この利便性が高く、既に全国的に当たり前になっている交通系ICカードの導入を、ここまで先延ばしにしたと、既に全国の類似規模の自治体の中でも、ここまでおくれるなんて、残念というか、一周回って、もう不思議なのです。
我が会派からのさまざまな要望、提言による危険性を踏まえていくという行政との共通認識、信頼関係の中で、ハサップ対応型魚市場A棟を初めとする漁港整備事業や被災後の復旧事業、そしてスカイタンクの購入など、さまざまな改善対策に関連する予算案に賛成してきた次第であります。
やはり全体的に当初よりも自然環境が、漁獲高にしても魚種にしても違ってきているわけですので、国がこのEUハサップ対応の、国内に1カ所しかないという、この八戸で言えばA棟ですが、これに対する認識をちょっと変えてもらわないと、水産事務所の努力が足らないだけでは済まない状況だろうと思っています。
また、今申し上げたとおり、ハサップは必ずしも輸出に結びつくというものではなくて、これはもう取らなければならないもの、それから早く取ることがステータスだということを皆様に訴えていって、ハサップ対応の活動といったことにつなげていただくように努めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(五戸定博 君)山名議員 ◆15番(山名文世 君)ありがとうございます。
そのときは、逆にかす工場、あるいは缶詰会社ももうぱんぱんになって、甚だしいのは久慈のほうに船が下がって、水揚げしたということがあったり、係留の船も第1工業港まで及んで船を係留した時期もあったのですが、そのときのハサップ対応であれば、もろ手な部分があったのでしょうけれども、現実的には、昨年の決算ベースでいきますと48%、中央青果のほうは13%程度の繰入額で会計が保たれているのです。
◆田名部 委員 今後において、今すこぶるハサップ対応の事業が渦中にあるわけですけれども、そういったことが何らこれから監査には入ってくる想定はどうなんですか。 ◎佐々木 行政管理課長 テーマの選定につきましては、基本、監査人が選定するという形になっておりますので、その辺は事務方とすればどちらがどうだということは現時点ではちょっとお話のできる状況ではないかと考えております。
◆三浦 委員 通告していましたA棟の収支ということで、ハサップ対応型の魚市場をより魅力あるものにしていこうと鋭意努力されておりますことに、まずもって敬意を表したいと思います。 今年度のA棟における収入と支出、あとはこれまで稼働してから今までの合算で収入と支出を教えていただけたらと思います。 ◎茨島 水産事務所副所長 三浦委員の質問にお答え申し上げます。